『史学雑誌』の「回顧と展望」にて取り上げていただきました 

投稿者: | 2022-10-12

『史学雑誌』第131編第5号(2022年)の「回顧と展望 2021年の歴史学界」の「アフリカ」の項目にて、2021年に刊行した編著『サハラ以南アフリカの国家と政治のなかのイスラーム――歴史と現在――』(アジア経済研究所 2021年)にご言及いただきました。たいへんありがたく拝見しました。

「アフリカ」の項目の執筆者は上林朋広さんです。ありがとうございます。

取り上げていただいた本は5人の研究者による共著で、いずれの執筆者も主な研究対象時期は現代だといえます。その立場から、現代を知るために歴史を遡る必要があるという考えに立って取り組んだ研究の成果がこの本でした。その点でこの本は、歴史学の専門家によるものではないわけです。にもかかわらず、そのような本を歴史学の方に言及していただけるというのは、うれしいことだなと感じました。

(また個人的なこととして、わたしは史学専修の卒業なので、歴史学の成果の一環として取り上げていただけることに、安堵のような気持ちをいだきもするのですね…)

『史学雑誌』当該号の目次はこちらで見ることができます。

取り上げていただいた編著『サハラ以南アフリカの国家と政治のなかのイスラーム――歴史と現在――』は、アジア経済研究所のe-Bookシリーズの一冊として刊行されたもので、全文無料で公開されています。こちらのリンクから無料で全文をダウンロードできますので、ご関心のある方はぜひご覧ください。

それから、「回顧と展望」の上林さんの記事では、もうひとつ、わたしが編著者の1人となった『地域研究へのアプローチ グローバル・サウスから読み解く世界情勢』(ミネルヴァ書房 2021年)にもご言及いただきました。同書に収められた柴田暖子さんによる南西アフリカ/ナミビアに関する章への紹介としてです。

「回顧と展望」で2回も名前を上げていただけるなんて、なんとありがたいことでしょう‥

『地域研究へのアプローチ』の詳しい情報は、版元のミネルヴァ書房さんのページでご覧いただけます。

この本の編集意図や読みどころなどについては、アジア経済研究所が作ってくれた広報ページで詳しく解説しています。こちらも是非ごらんください。

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